Q&A
トップに
戻る
どんな人が利用できるんですか?
ホームスタートの訪問支援が始まっている地域で、妊婦さんや6歳未満のお子さんがいるご家庭であればご利用になれます。
ボランティアはどんな方が来られるんですか?
ホームビジターさんは、地域の子育て経験者です。同じ子育て経験者としてママ・パパの気持ちを受け止め共感できるフレンドリーなボランティアです。
年齢は20代~70代と様々ですが、全員が30時間以上の研修を修了しています。どのホームビジターさんが訪問するかは、オーガナイザーが初回訪問した後に調整します。
もしも、ホームビジターさんと相性があわなかったりしたらどうなりますか?
ホームビジターの活動に関しては、いつでもオーガナイザーにご相談いただけますので、ご安心ください。
保育をお願いできるんですか?
ホームビジターは、保育士やベビーシッターのようにお子さんを預かることはできません。
ヘルパーさんのような家事代行もできませんが、ママとお子さんと一緒に過ごしながら家事育児をお手伝いします。ホームビジターが対応できない支援については、地域で利用できる子育て支援情報を提供したり、利用手続きのお手伝いをすることもあります。
どんなことが体験できるんでしょうか?
ホームスタートを始めたいと思っているのですが何から始めればよいですか?
ホームスタートを導入したいと考えているのは、どのようなメンバーでしょうか。あなた個人でしょうか?それとも団体内の数名のスタッフでしょうか?まずこのような身近なメンバーの理解を得るのが第1のステップです。団体としての合意形成がしっかり行われることが、その後の活動に大きく影響しますので、まずは、「ホームスタート勉強会」の場を設けましょう。開催希望日などをご連絡いただければ講師派遣の調整をします。
また、ホームスタートは地域の協力がなくてはできない活動です。関係機関(市町村役場の担当課)や、保健師、助産師、地域子育て支援センター職員、民生委員、母子保健推進委員といった、子育てに密接に関わっている方などにも協力いただけるように学習会の機会を活用しましょう。
新しくホームスタートのための団体をつくりたいのですが?
子育て支援経験が豊富な個人や複数の団体がまとまって、新たな団体を組織し、地域でホームスタートの活動を始めるケースもあります。その場合、前出のような学習会を開催し、どのような組織体制づくりをしていくか話し合う「設立準備委員会」を設置することが多いです。こうした会合にホームスタート・ジャパンの担当者がお伺いし、皆さんが必要な情報を提供しながらサポートすることもできます。
行政直営での実施は可能ですか?
行政が直営する、つまり行政の立場から育児経験者を直接派遣するホームスタートの仕組みはありません。フレンドリーで対等な関係による支援によって「親の気持ち」に焦点をあて、主要な活動を「傾聴」と「協働」に絞る活動だからです。行政の直営での派遣では、こうしたホームスタートのポリシーから外れてしまいますし、利用者のニーズに応じて「一緒に買い物をする」「一緒におしゃべりをする」というような活動も含まれるなど、幅広い支援内容と状況に応じた調整は、民間主体の活動ならではの強みであるとも言えます。行政とNPO等の市民団体が協働することで、様々な組織や支援の方法を繋ぎながら最大の効果を発揮するのがホームスタートです。
オーガナイザーはどんな人が適任ですか?
また、「ホームスタート・オーガナイザーの5つの基本姿勢」として、以下のことを挙げています。
オーガナイザーは、親ができていないことを評価するのではなく、どこの家庭にもある強みや良さに目を向けながら(ストレングス視点)、利用者をエンパワメントできる進め方を利用者やビジターと共に考えていくのが役割です。運営スキルと共にそのような人柄を兼ね備えた人が望ましいといえるでしょう。
運営委員会はなんのためにあるの?
ホームスタートの活動を運営していくにあたり、オーガナイザーが大きな役割を果たしていることは間違いありません。しかし、オーガナイザーだけがすべてを統括するのは業務内容的にも大変なことであり、不安定さを招くリスクも生じかねません。オーガナイザーを支え、質の高い訪問活動を維持していくためのサポート役が必要であり、この役割を担うのが「運営委員会」です。運営委員会を構成する運営委員は「トラスティー(Trustee)」と呼ばれており、この言葉は「信頼」を意味しています。
運営委員会は年2~3回開催され、オーガナイザーの報告に基づき、スキーム運営上の課題についてのバックアップを行います。ホームスタート事業を担当する自団体役員の他に、地域の子育て支援・母子保健に関わる行政関係者(保健師、子育て支援課職員等)や民間関係者(小児科医、助産師、臨床心理士、保育士、弁護士等)の4~6名で構成されています。地域の様々な立場の人がこの活動に参画できる機会づくりにもなっています。
活動資金はどのくらい必要?
活動のために必要な主な費用としては、①ホームビジター養成講座の開催費用、②訪問活動時の交通費(無償ボランティアによる活動ですが交通費は支給します)、③オーガナイザーの人件費、④その他、広報や運営費があります。立ち上げ時から自治体の事業として位置づけられる場合もありますが、初年度は民間助成金等を活用しモデル事業として始める場合も多くあります。必要な予算の金額は幅広く、実施人員体制や訪問家庭数によって異なりますが、80~200万円の年間予算で実施されている地域が多くなっています。
システム利用料をホームスタート・ジャパンに支払う必要はあるの?
特に必要ありません。ホームスタートという活動の仕組みを全国の多くの皆さんに使っていただくことを目指していますので、システムの使用料などは設けていません。活動開始後は、ホームスタート・ジャパンの団体会員として登録いただくようお願いしていますので、その会費3万円のみお支払いいただいています。ホームスタート・ジャパンは、全国のホームスタート実施団体のネットワーク組織として支援の質の向上や普及のための活動を会員相互の交流を通して実施しており、その活動費として会費を活用しています。
その他ご質問などはお気軽にお問い合わせください。
ホームスタートのホームビジターになるには資格はいりますか?
原則として「子育て経験のある方」で、その他の資格は特に必要ありません。また、子どもに関わる活動や仕事に携わった経験のある方も参加いただけます。さらに詳しくは、ご相談(問合せ)をお願いします。
ホームビジターとして必要なことは、子育ての悩みに共感でき、友だちのように気持ちに寄りそえるフレンドリーさです。批判的でなく、訪問する家庭の価値観を尊重し、同じ立場のもの同士として接することを大切にしています。
ホームビジターになるためにはどうすればよいですか?
お住まいの地域の運営団体(スキーム)を確認し、その団体が開催するホームビジター養成講座に参加していただきます。日程の詳細は地域の団体によりますが、週1日のペースで7~8日間、合計で30時間程度の連続講座です。この講座の申込みには「全日程に参加できること」「講座修了後、ホームビジターとしての活動ができること」が必須となります。(講座を受講する前に面談をお願いする場合もあります)
どこで募集をしていますか?
全国各地の運営団体(スキーム)が、年に1~2回、養成講座を開催しています。募集時期などについては、お近くの団体にお問い合わせください。
ホームスタートは「地域の親が地域の親子を支える」ことを目指していますので、団体の所在地域にお住まいの方を募集対象としています。各地の団体の所在地、問い合わせ先などは、コチラから。
講座ではどんなことを学びますか?
実際にはどんなことを家庭で行いますか?
一人で訪問をするのは不安なんですが、できるでしょうか?
訪問の手順やルールなどは、ホームビジター養成講座で最初に学んでいただけます。訪問活動は、常にオーガナイザーのサポートを得ながら、二人三脚で行っていきます。訪問中に感じた疑問や不安をオーガナイザーにしっかり受け止めてもらうことで、ビジターさんが安心して親子に寄り添えるような訪問システムになっています。