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2月27日 乳幼児のご家庭やその支援者の皆さんのための物資を詰め込んだ車で、石川県輪島市を訪問しました。
健康ふれあいセンターの駐車場で、地震後にしばらく連絡が取れなかった輪島の子育て支援者Oさんと再会し、お互いに思わずハグ。
LINEで無事は交換できていたものの、やっぱり会うと違います。
「やっと会えた、無事でホントによかった!!」
ふれあい健康センターを訪問した後に、Oさんと一緒に、ごちゃまるクリニックさんを訪問。
ここでは、小学校高学年以上の子どもたちの居場所として、わじまティーンラボも併設されており、前もって連絡を取り合って、子どもたちに必要な物資を揃えて積んできました。
車に積み込んでいた物資を全部運び入れたところに、ちょうど、大学生が作成した輪島の朝市エリアの模型がクリニックに届きました。
壊さないように、みんなでソロリソロリと3階まで担ぎ上げ、模型の街並みを眺めました。
「ここは〇〇屋だよね。」
「ここがウチかな。」
「この模型、今は貴重だよね。」
その後、輪島の朝市エリアは立ち入り禁止が解除されたからと、Oさんに案内してもらいました。
焼野原となった一帯を直視したとたん、涙が込み上げてきました。
他の地域でも、地震で崩れた多くの家屋は、手つかずのまま放置され、まるであの時の時間が止まったままのようでした。
3ケ月経っても先が見えず、支援業務に携わる皆さんの緊張感や疲労感もピークに達している、、、そんな感覚を肌で感じました。
離れていても届けられること、私たちにできることもきっとなにかある、その思いがくっきりと心に刻まれました。
輪島の海岸沿いに造られた「マリンタウン こどもの広場」は、広大な敷地に滑り台やターザンロープなどのアスレチックが設置された公園ですが、写真のように地殻変動の影響で、地面に裂け目や大きな段差ができてしまいました。
今は、ライフラインの復旧や仮設住宅の確保が優先課題ですが、子どもたちのための環境づくりがずっと後回し後回しにならないようにするには、大人の意識にかかっているのかもしれません。