トップに
戻る
布選びから、裁断、ミシンがけまで、みんなで製作。
柄や色も、内側の布地の組み合わせも、同じものが2つとない、気持ちがいっぱい詰まったポーチです。
毎日、現地を走り回っている支援者の皆さんに使っていただこうと、ちょうどスマホが入る大きさに。
ペンとメモパッドが入るポケットも便利です。
ポーチの製作を始めた発端は、かつて、輪島市の災害ボランティアの会の皆さんから東日本大震災や熊本地震の際に地元ホームスタート団体に贈られた「和みバッグ」です。
タンスに眠っている着物を出し合い、仕立て直し、「心が少しでも和んでいただけるように」というメッセージと一緒に、輪島から被災地に届けられていました。
今でも大事に使っていますと、支援金と応援メッセージを寄せた熊本のオーガナイザーさんから事務局に写真が送られてきたのがキッカケでした。
2月27日、北風が強く吹きつける雪空の中、ひとつひとつ心を込めて包んだポーチがぎっしり詰まった大きな箱を、輪島市ふれあい健康センターにお渡ししてきました。
現地のスタッフの皆さんは、自ら被災される中で、1月1日から休む間もなく、走り続けています。
ふれあい健康センターの2階は、震災前は子どもたちが走り回って遊べるホールでしたが、今、ダンボールベッドが敷き詰められています。
スタッフの方がもここで寝泊まりされていると伺いました。気が休まる時がない毎日です。
「どれがいいかな~」「この色もステキ」「決めるのに悩むね」
わいわいと話しながらお買い物をするような会話に、なんだかウルっとしてしまいました。
能登で踏ん張る皆さんに、復興の兆しが、一日も早く訪れますように。。。