トップに
戻る
ホームスタート・ジャパンでは、1月3日から能登半島地震支援募金を始め、3月末までに約300万円の支援金をお預かりし、白山市・加賀市の地域団体を通じて必要な物資を子育て家庭に届けてきました。現在では多くの二次避難所が閉鎖し、新たな生活環境の中で子育てをする方が増え、支援が届きにくく孤立化が懸念されています。私たちは、能登の親子支援を継続するために、募金活動を継続することにしました。
新年度に入り、少しずつ温かくなってきましたが、能登の風景は今も全く変わっておらず、悲壮感が漂っています。
季節が変わると着るものも変わりますが、先日、プレイルームで汗だくになって遊んでいるこども達の服は1月に着てきたものと同じでした。洗濯と乾燥を繰り返して縮んでしまったという話もききます。皆さまからのご支援で、季節に合った衣類やこども達の成長に応じたものを継続して届けることで、つながりを絶やさずに、その時々の現状や課題を聴くことができ、個別支援に繋がることもできます。
今後は、能登の子育て家庭の孤立を防ぐために、親子の居場所や能登と金沢の交流、個別対応を工夫して作り、継続していく必要があります。
引き続き、このような活動を進めていくために応援をどうぞよろしくお願いいたします。
▼ご寄付の受付はこちら
https://congrant.com/project/hsj/10502
令和6年1月1日午後4時10分、元旦の団欒時間に最大震度7を観測する大きな地震が能登半島を襲いました。
ホームスタート・ジャパン事務局では、発生直後に石川県白山市と加賀市のオーガナイザーと連絡を取り合い、3日朝より募金の呼びかけを開始。
私たちの全国ネットワークの他に、企業や法人の方々からも寄付先に指定いただくなど、3ケ月で300万円を超える支援金が集まりました。心より感謝申し上げます。
お預かりした支援金は、白山市と加賀市の地域団体の支援活動や物資調達に活用し、能登や県南に避難する妊婦さんや親子さんに、皆さまから寄せられたメッセージとともに、お届けしています。
<3月までの支援金の主な使途>
●物資の購入 約160万円
子ども用の肌着・衣料品(新生児~乳幼児~小学生用)、スタイ、食器、文具や通学用品、玩具、ブランケット等
妊婦さん等の肌着・衣料品、出産準備品等
衛生用品(おむつ、保湿クリーム、ボディシート、体温計等)
支援者用(エプロン、文具等)
食品(離乳食、ミルク、お菓子等)
●運搬費・交通費 約41万円
●現地人件費 約8万
多くのボランティアの皆さんにご協力いただきました。ありがとうございました!!
●その他(保険料、決済手数料、印刷費等) 約9万円
<主な支援活動地>
活動拠点: 金沢市、白山市、加賀市(自団体拠点や二次避難所での親子サロン運営、相談サポート等)
連携拠点/訪問先:輪島市、珠洲市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町(ニーズ確認と物資提供、避難者支援連携、支援者後方サポート等)
拠点で、こどもの物を中心とした物資の提供と「ほっとサロン」を白山市で毎週開催しています。
いっしょに物資を選びながら、ママ達と雑談の時間をもち、ひとりひとりのお話に耳を傾けて、包括相談も一緒に動いています。
能登に帰りたいけれど帰れない家族、苦渋の決断をして県南での生活を続ける家族、家族の中で意見が割れたり、これからの生活への不安に押しつぶされそうになったり、ママパパの心は揺れています。
ひとりひとりに寄り添う個別支援の大切さをますます痛感しています。
能登支援を続ける中で、うれしいこともありました。
金沢市内の福祉避難所等で暮らす妊婦さんたちが無事に出産を迎え、かわいいベビーちゃんたちが誕生しました。
この子たちは、みんなの希望です。
お祝いに、育児用品をプレゼントしています。