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9月21日に能登地域を襲った記録的な大雨により、土砂崩れや床上浸水など、輪島市、珠洲市、能登町等で大きな被害がでています。
今年元日に発生した能登半島地震で被災し長らく避難所で暮らしてきた方々が、ようやく仮設住宅での生活を始めてこれから一歩ずつという最中、再び、このような災害にみまわれました。
遠く離れていても能登の皆さんと「いっしょにいる」という思いと共に、現地へ物資やサポートを届けるために、募金へのご参加を皆さまにお願い申し上げます。
ご寄付はこちらの寄付サイトからお願い致します
https://congrant.com/project/hsj/13319
ホームスタート・ジャパンでは、能登半島地震直後に募金を始め、皆さまより300万円以上のご寄付をいただき、石川県白山市と加賀市の地域拠点をベースに、被災避難された妊婦さんや乳幼児家庭にサポートを届けてきました。
現地のスタッフは安心して話せる場をつくり、これからの生活への不安やぬぐえない地震への恐怖心など心の中で溢れそうになる思いに耳を傾け、無事に出産を迎えた時にはいっしょにお祝いし、一人ひとりに寄り添ってきました。
夏になり、能登に帰って新たな生活を始めるご家族も増え、それぞれの新たな門出を見送り、9月18日には、輪島に戻った親子みんなと子育て支援センターで再開し、笑顔いっぱいの記念写真を撮影したばかりでした。
入居したばかりの仮設住宅は膝上まで泥水に浸かってしまい、子どもを抱いて、泥水をかきわけながら避難する様子がLINEで送られてきました。
水道も電気も止まり、食料もなくなってきた、、、
避難所の公共施設も浸水して電話が不通、、、
また避難所でも生活に戻ることになるなんて、、、
心が折れて動く気力がなくなっている様子が伝わってきます。
豪雨災害後25日に、白山のスタッフが日用品を積み込んだ車で現地入りしました。
状況は、想像を超えた惨状でした。
輪島の子育て支援センターは、市内中心部を流れる大きな河原田川の氾濫により、1階部分がつかるほど壊滅的被害の状況になっています。震災後、ようやく子どもたちの居場所が元通りになり軌道に乗ってきたところに、また避難所になるとのことで、職員の方々は辛い気持ちを話されてました。幼稚園、小学校でも数か所、浸水被害で給食室の米も、絵本も、おもちゃも、全てダメになったところもありました。
床上浸水した仮設住宅は、皆さん片付け作業に追われていました。車も水没、仮設入居で揃えた家電もダメになっていました。赤ちゃんをおんぶしながら作業しているママ、トラックに廃棄物を積んで処理場に持っていくパパ、小学1年生の子は「また、引越や。何回目?」とつぶやいていました。断水が続いているところは、生活はもちろん、子育て家庭では赤ちゃんのお風呂にも困っています。泥水の処理には衣類も沢山必要ですし、現地に再開した食料品のお店も困難状況なので食品も不足しています。物質的なことももちろんですが、今回はさらに、皆さんの心の問題が大きいように思います。ずっと地元のために動き続けてこられた方も、もう心が折れてしまっていると聞き、心配しています。
▼支援対象:石川県の豪雨被災地域の妊婦・乳幼児等とその家庭
▼支援拠点
石川県白山市:認定NPO法人親子のひろばあさがお(ホームスタート・はくさん)
石川県加賀市:NPO法人かもママ(ホームスタート・かが)
※1月の地震の後に作ってきた支援体制を継続します。
▼支援活動の内容
妊婦や乳幼児家庭が必要とする物資の提供や親子が安心して過ごせる環境整備など。
育児に必要な日用品の提供、親子出張サロンや育児相談会の開催、被災地の支援者ケア、被災した子ども子育て支援施設の復旧援助など、現地の子育て支援者ネットワークを通じて確認された子育て当事者のニーズに対応した細やかなサポートを提供します。
▼寄付金の使途
育児用品・子育て支援拠点備品・食品等生活に必要な物品の購入費、物品輸送費、現地スタッフ人件費、交通費など
皆さんといっしょに、これからも粘り強く、そして、変わらぬフレンドシップの思いを能登の皆さんに届け続けていきたいと思います。
ご寄付はこちらの寄付サイトからお願い致します。
https://congrant.com/project/hsj/13319