トップに
戻る

岩佐 由紀子さんの体験談

笑顔を見て、私が元気をもらう

ホームビジター

  • 子育て中

私がビジターになって三年が経ちました。現在小学生の子どもが二人いて、パートをしながら訪問をさせてもらっています。なかなか訪問を引き受けられない時期もあり、今までの訪問件数としては少なく、現在4件目のお宅を訪問させてもらっているところです。

私は知り合いに誘ってもらったことがきっかけで、ホームビジター養成講座を受けました。それまでホームスタートの存在は知りませんでした。ビジターを引き受けることを、最初はとても迷いました。自分自身もいろいろ悩み、迷いながら子育てをしてきたので、そんな自分だからこそできるかもしれない、今悩みながら子育てしているお母さんたちの気持ちに寄り添うことができるかもしれない、私にもできることがあれば、という思いで引き受けさせていただきました。

私の二人の子どもの年齢差は1歳8カ月で子どもたちが小さい頃の子育ては特に大変でした。それでも私は人に頼ることが下手で、自分一人で何でもやってしまおうとするところがありました。自分が疲れていたり、自分が思うように子育てができずイライラしてしまうと、子どもを必要以上に怒ってしまうこともあり、ニュースでよく見る虐待も他人事ではないな、と思ってしまうこともありました。家で二人の子どもと過ごすことが多かったですが、私の場合は多くの保育園で子育て広場があることを地域の回覧で知り、そこに行くようになってから、少しずつ知り合いができました。子育ての悩みや不安を他のママ達とも共有することができるようになり、話すことで自分の気持ちも軽くなりました。私の子どもが小さかった頃は、今よりも支援センターが少なく、ココニコや東山子どもセンターに行ったこともありました。どちらも家から車で30分以上かかったので、子ども二人を一人で連れて行くのが大変で頻繁に通うことはできませんでした。

今は色々な地域に支援センターができているのでとてもいいなと思います。私が今までに訪問させていただいた4件のうち3件は0才児2才児のお子さんがいるお宅でした。2歳というといろいろなことに興味を持ち始め、動きも活発になってくるので1日家の中で過ごすのも大変になってくる時期です。私が訪問した中では支援センターやつどいの広場に一緒に出掛けることもよくありました。初めての場所に一人で行くことを不安に感じるお母さんも、ビジターがいることで行きやすくなるように感じました。支援センターなど室内で遊べる場所だと、まだ寝ていたり、ハイハイの時期の赤ちゃんがいるお母さんでも行きやすく、ビジターや支援センターの支援員等周りの人の目もあることで、お母さんたちも安心して過ごせるように感じました。

子どもたちが笑顔で遊べると、お母さんたちも自然に笑顔になります。お母さんや子どもたちの笑顔を見て、私が元気をもらうこともたくさんあります。ビジターとおしゃべりをしたり一緒に出掛けたりすることで、日々子育てや家事を頑張るお母さんの気持ちが少しでも軽くなるといいなと思います。
これからもホームスタートが、知り合いが居なくて孤立したり子育てに悩むお母さんたちに広まり、笑顔で子育てを楽しめるお母さんが増えていくことを願っています。

ご寄付のお願い 私たちとともに
幸せなスタートを
届けませんか?

私たちは、ホームスタートの全国普及を目指して活動を続けています。ホームスタートの仕組みを持続的に発展させていくためには、皆様からのご支援が必要です。私たちといっしょに、地域のつながりの中で子どもが幸せに育つ社会の実現を目指しませんか。